くも膜下出血

命の危険もある「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法

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命の危険もある「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法

予後という言葉をご存知でしょうか。

予後とはある疾患に罹患したとき、その患者さんが将来どのような経過を経て…あるいは、どのような終末を迎えるのかを予測することを指します(いうなれば病後の経過予想)。

では、くも膜下出血を発症してからどのように予後を予測していくのでしょうか?

この項では、くも膜下出血の予後について考えてみたいと思います。

ここでは、「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法についてご紹介していきます。

 

1.くも膜下出血の症状

命の危険もある「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法三大脳血管障害といえば「脳内出血・脳梗塞・くも膜下出血」ですが、その予後を分析してみた時、くも膜下出血が最も発症率が低く…そして最も死亡率も低いという結果が得られました。

しかし、くも膜下出血の予後が楽なものかといえば、決してそうではありません。

事実、くも膜下出血を発症した場合、後遺症といった障害を持つことなく回復した患者さんは約25%、あとの約75%は後遺症という障害を持ちながら生活していかなければならないからです。

しかもくも膜下出血の予後をチェックすると、5~10日の間に発症する可能性が高いとされる…つまり脳動脈瘤が再破裂する可能性があります。

その場合、約50%の確率で死亡するといった現実が浮き彫りになっています。

ちなみにこの再破裂の症状を脳血管攣縮といい、これが運動障害(片麻痺)だけでなく失語症・意識障害を引き起こすしているのです。

 

2.くも膜下出血の発症直後から予後までの治療手順

命の危険もある「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法そんなくも膜下出血の予後について、発症直後から追ってみたいと思います。

くも膜下出血の発症後、すぐに手術が行われます。

そして手術後2週間は、非常に不安定な状態が続きます。

その不安定な状態の治療は、血腫を溶かす薬を点滴で入れながら生理食塩水で血腫を洗い流す操作を続けます。

そうした症状が落ち着けば、(後遺症を発症した人は)ゆっくりですがリハビリをに取り組むようになります。

くも膜下出血に限らず脳血管障害の予後をチェックした時、その将来性はあまり期待できるものではありません。

それは、一重に後遺症の恐怖が付きまとっているからです。

 

3.くも膜下出血の手術はどのタイミングで行われる?

命の危険もある「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法ここでは、くも膜下出血の予後としての手術を考えてみたいと思います。

くも膜下出血の場合、その症状が軽度・重度に拘わらずすぐに手術を行います。

何故ならくも膜下出血の発症後、3~4日後、血管が細くなる血管攣縮(けっかんれんしゅく)という現象を発症する場合があるからです。

そしてこの血管攣縮を起こすと脳内が酸素不足になり、最悪の場合、後遺症や死を招くこともあるのです。

そのため、すぐに手術を始めるのです。

ちなみに手術と同時に内科的治療として、止血剤・鎮痛剤・降圧薬を処方しますが、それはあくまでも再出血を防ぐ手段としての治療です。

 

3.くも膜下出血の手術の種類

命の危険もある「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法次に、くも膜下出血の手術の種類について考えてみたいと思います。

くも膜下出血の手術の場合、クリッピング術とコイル塞栓術(そくせんじゅつ)があります。

 

①クリッピング術

命の危険もある「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法クリッピング術とは、チタン製のクリップを動脈瘤の根元を挟むことによって、血液が脳動脈瘤に流れ込まないようにする手術です。

もちろん脳動脈瘤がクリップできちんと止まれば、血液が脳動脈瘤に流れなくなり破裂を心配する必要はなくなります。

 

②コイル塞栓術

命の危険もある「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法まずカテーテルを太腿の大動脈から挿入し、エックス線を見ながら脳動脈瘤がある場所まで進めてきます。

そこで脳動脈瘤のコブの部分に、形状記憶されたプラチナ製コイルをグルグル詰めていきます。

その結果、脳動脈瘤内部はコイルで詰まり破裂しなくなります。

こうしたクリッピング術・コイル塞栓術が進歩したこと…そして一昔前の開頭手術一辺倒だったことを考えれば、くも膜下出血の予後はかなり良くなったともいえます。

 

まとめ

命の危険もある「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法「くも膜下出血」の予後からみる症状と治療法についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

くも膜下出血は、一度発症してしまうと命の危険もあり、一命を取り留めても後遺症が残る可能性がある恐ろしい病気です。

もしみなさんが「くも膜下出血の予後」を読んでくださったならば、絶対に「くも膜下出血には絶対になりたくない。」と思うはずです。

そして改めて、くも膜下出血を予防するにはどうしたらいいのか考えることになるでしょう。

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