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脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症

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脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症

よくスポーツ観戦をしていると、選手が「脳震盪を起こして倒れた」という場面に遭遇することがあります。

自分はそんな激しいスポーツはしないから関係ないと思われますか?

しかし、この脳震盪は、私たちの身近な所でも起きるものです。

交通事故や転倒などでも脳震盪は生じます。

しかも、この脳震盪が治まった後も、頭痛などが続いて違う病気を発症することもあるので注意が必要です。

では、脳震盪とはどのようなもので、頭痛が続いたらどんな病気に気を付けるべきでしょうか?

ここでは、「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症についてご紹介していきます。

 

1.脳震盪の症状とは?

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症

そもそも、脳震盪とは私たちの体に何が起きているのでしょうか?

脳震盪とは、頭部への打撃によって脳が大きく揺さぶられることにより一時的に起こる脳の機能障害です。

頭痛、めまい、意識を失う、記憶喪失、ふらつき、嘔吐、反応が鈍くなる、集中力低下、物が二重に見える、ぼやけて見える、混乱する、けいれん、光や音に敏感になる、いらいらする、悲しい、不安などの症状が見られます。

 

2.脳震盪には「3段階のレベル」がある

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症脳震盪は、次の3段階のレベルに分かれています。

それでは、脳震盪の3つのレベルについて説明していきます。

 

①軽度レベルの脳震盪

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症一過性の意識混濁で、意識を失うことはありません。

記憶は正常の場合が多いでしょう。

しかし、体を動かすことができない状態となります。

 

②中等度レベルの脳震盪

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症意識を失い2分以内の失神がある場合を指します。

記憶障害や、頭痛、吐き気が持続します。

 

③高度の脳震盪

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症失神が2分以上続いた場合は高度と判断されます。

中等度と同様、記憶障害や頭痛、吐き気の症状が伴います。

 

3.脳震盪で頭痛が起きたら危険?

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症よく「脳震盪を起こしただけで心配ない」などと聞くことがあります。

しかし、実はこれは嘘です。

脳震盪を起こしたら、軽度のものでも、安静にする必要があります。

そして、頭痛を伴う中等度以上の場合、脳にダメージが加えられているということですから、1週間ほどは絶対に安静にした方が良いとされています。

少し意識を失っても少し経てば、大丈夫と思って普通通りに動こうとする人がいますが、これは非常に危険なのです。

後遺症が残ったり、時には命を失ったりすることがありますので、脳震盪を起こした場合は、必ず病院での検査を受け、その後は安静に過ごす必要があります。

 

4.脳震盪の3つの後遺症

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症脳震盪を起こした後に、後遺症が残るケースがあります。

症状が重度になると命の危険性があるので注意が必要です。

ここからは脳震盪の3つの後遺症をご紹介していきます。

 

①脳震盪により発症する「脳震盪後症候群」の症状と対処法

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症

脳震盪後症候群は、脳震盪を起こした後に次のような症状が生じる状態のことを指します。

ここからは、脳震盪後症候群の症状と対処法について説明していきます。

 

脳震盪後症候群の症状

脳震盪後、2時間から3日間の間にめまい集中力低下などの症状が出始めます。

そして、そこから少しずつ記憶力や集中力低下、倦怠感、頭痛、睡眠障害、光に過敏に反応する、頚部痛、耳鳴りなどの症状が出ます。

数日でこれらの症状が治まることもありますが、人によっては、数週間から数か月続いたら、症状がどんどん悪くなっていくことがあります。

 

脳震盪ご症候群の対処方法

脳震盪を起こした後、ここで挙げたような症状が出たら、早めに病院での検査を受けましょう。

まずは、脳のCTMRIなどを撮って、脳に異常がないかを確認することになります。

脳内に損傷が見られれば、手術などになりますが、異常がなければ、鎮痛剤の服用や安静にするなどの方法が取られ、症状に応じた治療となっていきます。

 

②脳震盪を続けて起こすと「セカンドインパクト症候群」になる

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症

1回目の脳震盪から数日から数週間以内に脳震盪を起こすと、急性硬膜下血腫などの重度の頭部外傷をおってしまうことがあるのです。

これを、セカンドインパクト症候群と呼びます。

セカンドインパクト症候群の死亡率は30~50%というデータがあり、命が助かっても後遺症が残ることも多いとされています。

それで、1回目の脳震盪の後、頭痛などの症状があったら、安静にすることが非常に大切です。

特に、スポーツをしている方は、脳震盪を軽く見ないようにして、しっかりと体調が回復してから、または医師の許可がおりてからスポーツを再開するようにしましょう。

 

③脳震盪により発症する「脳脊髄液減少症」の症状と発症のきっかけと対処法

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症脳脊髄液減少症とは、脳の髄液が漏れて、頭の中の髄液圧が下がって体に不調をもたらす病気のことです。

脳震盪の後、数か月にわたって不調が見られる場合、この脳脊髄液減少症になっている可能性も考えられます。

この病気は、放置して悪化すると、生活に支障を来し長時間活動できなくなり、寝たきりを余儀なくされることすらある病気です。

ここからは、脳脊髄液減少症の症状と対処方法を説明していきます。

 

脳脊髄液減少症の症状

頭痛(特に立った時に悪化する起立性頭痛)、めまい、首の痛み、耳鳴り、倦怠感、吐き気、ふらつき、集中力の低下、視覚機能障害、自律神経症状、免疫異常、脳神経異常などの症状が見られます。

特徴としては、立位や座位で頭痛が起こり、横になると軽減したり解消したりするという点があります。

 

脳脊髄液減少症の発症のきっかけ

脳脊髄液減少症は、交通事故、スポーツで外傷を負う、出産、長期の脱水、腰椎に麻酔や注射をした時に刺した穴がふさがらなかった時(腰椎穿刺)などに発症するとされています。

よって、交通事故スポーツの時などに脳震盪を起こした場合に発症することがあるのです。

 

脳脊髄液減少症の対処方法

脳神経外科をまずは受診しましょう。

この脳脊髄液減少症は、CTやMRIでは診断が付きにくい病気ですが、問診によるある程度の判断が付きます。

治療方法としては、2週間ほど安静にして、点滴治療や1日1,5リットルから2リットルの水分を補給して回復を待つ保存療法というものがあります。

この保存療法で効果が見られなければ、ブラッドパッチという患者さん本人の血液を用いて髄液の漏れをふさぐ治療が行われることもあるでしょう。

 

まとめ

脳震盪の後の頭痛は危険?「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症「脳震盪」の3段階の重症度と3つの後遺症についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

脳震盪のイメージを少し変えていただけたでしょうか?

私たちの脳は非常に繊細なものですから、脳の揺れが命に関わり、重病を発症することさえあります。

ですから、脳震盪をもし起こすことがあったら、病院での検査をきちんと受け、医師の指示通りに安静にしてください。

たいしたことはないと軽く思っていると、その後の人生を大きく変えてしまう可能性もありますから、注意しましょう!

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